影青書房

智慧の林檎

これはゴンマーの興隆の物語である。大いなるゴンマー、かつて世界の女王なりし帝国。今日、世界中の砂漠を掘り返したとしても、ゴンマーの偉大なるオジマンディアス、王の中の王らの不朽の栄光を刻んだ碑のかけらとて見つからぬ。しかし、たしかに彼らあまたの偉大なる王らはおり、セソストリス、セミラミス、ニムロデなどより永きにわたって誉れを保ったのだ。ニネヴェにバビロンにテーバイ、メディアにペルシアにマケドニア、ローマにスペイン、そしてイングランド。われわれは帝国の栄耀のなんたるかを知っているつもりでいる。笑止! この一万年の栄華など、そのかみの栄光に比べれば色褪せた亡霊、消えゆく木霊にすぎぬ。兵どもがかほど長き道を踏破したことはなく、軍勢がかほど盛大な鬨の声を上げたことも絶えてない。彼らの敗北を知らぬ無数の艦隊は海という海を制した。今日知られる帝国に先立って、より強大な数々の帝国があり、より華々しき威信をもってより広大な版図を治めていたのだ。

これら失われた列強の覇者がゴンマーである。世界の中心を占め、およそ二万年にも及んだ盛期には、地上のすべての大陸、すべての山脈、すべての島々を支配した。すなわち、ゴンマーに座す王の中の王に存在を許され、王冠を賜ったのでなければ、いかなる王も君臨しえなかった。だが、これらのことどもについては語るまい。わたしが語ろうとするのはこれを遡る時代、ゴンマーが比類なき高みにのぼりつめる前、また今日のようにあらゆるものに境界が設けられ、世界が小さく押し込められるようになるより遥かに前の物語である。

ここでは、かつてタルガスとゴンマーの二つの王国があったとだけ述べれば事足りる。どちらもあまりに強大だったため、二つの国が地上に相容れる余地はなかった。そして容易に想像のつくことだが (いつの世も人は人であるからして)、おのおのが人間の自由のために戦う者、文明の守護者を自任し、<明白なる使命>*1、あるいはいささか色合いは異なるものの <人間の責務>*2 といった言葉を盾に、久しく領土拡張に邁進しながら、心から平和を愛すると称し、争いに永久に終止符を打つ決意を高らかに宣言した。双方ともに、自らの側に絶対不可分にして圧倒的な正義のあることをつねづね主張し、当然の嫌悪を抱いて相手の底知れぬ邪悪に、その野望、冷酷さ、背信、陰謀の数々に厭悪の眼差しを向けていた。この不倶戴天の敵同士の間には、程度の差こそあれ幾世紀にわたって争いが絶えることはなかったのだが (言うまでもなく、自由と文明、ひいては人間の魂を守るための戦いである)、最後の十年間にはとりわけ激しい戦いが繰り広げられた。いつの時代のことか? 正確なところを述べよう。これは紀元前 n 乗年のことである。ほかならぬこの年、ドルイド僧たちは、いかなる犠牲を払おうとも、この愚かな争いに決着をつけるべしと一致団結して行動に乗り出した。

前置きが長くなりすぎた。さて、ドルイド僧たちの決起から一年と一日が過ぎたものと考えてほしい。さらに、世界の縁の彼方の海に目を向けてもらいたい。大海原のただなかに驚異の山トルマスラニオンがあり、水泡も立たない静かなトルコ石色の海が島山を囲んでいる。陽は傾きつつあった。ゆるやかなさざ波がきらきらと光を跳ねかえし、この世の海が竜骨の下で引き裂かれて咆哮や吐息を漏らすのとは異なって、口々につぶやく声が旋律をなし、まるで竪琴をつま弾き、あるいは鈴を鳴らすかのようだった。眠たげな海は心の底から満ち足りて、そっと歌を口ずさんだ。トルマスラニオン山は咲き乱れる花々の泡に包まれ、晩い午後の蜜のような光に浸っている。薔薇と木蓮の芳香は何哩も先の海上にまで届いた。タルガスの勇猛王レイナアクは竜頭船のへさきにもたれ、芳香を胸いっぱいに吸い込んだ。船は波の上を飛ぶように走り、東南の方角から島に近づいている。王は湧き上がる歓喜の思いを抑えられなかった。

疑いもなく、もうこの探索も終わりだ。聖なる教えのとおりトルマスラニオン山がまことに存在するものならば、あの山こそそれに違いない。そしてあの山懐の千尺ばかりの高みに見える星、紅い金剛石か世にもめずらかな黄玉のごとき輝きは、智慧の林檎の樹の果実に違いない。あれを口にし、世界を我がものにするのだ。我、そう我こそは神々ならびにドルイドより選ばれし者、世界を統べ、より光輝に満ちた新しい時代の創始者となるべく定められた者なのだから。ひとたびあの果実が喉をとおれば、知るべきことはすべて明らかになる。人であろうと神であろうと、秘密を隠しおおせることはできない。そのような知識をもってすれば、誰が我に逆らえよう。ゴンマー王ボルティンも、やつのしぶとき軍勢もおそるるに足らず。すぐにでもやつの悪行に報いずにはおくものか。

ボルティンに思いを致すと、王の胸に怒りがたぎった。その名は火薬を舐める炎のようなものだった。あやつめ。世界より平和を奪った貪婪な野望を抱く者、あのおぞましい残忍な行いの数々よ。このレイナアクが玉座にのぼってからというもの、五百万の戦士、タルガスの精鋭たちの命が奪われた。それもあの呪われた男が、持てるもので満足できなかったがゆえに。だがむざむざと殺されたわけではない。そうとも、氷の冥府には、五百万を超える腹黒いゴンマー戦士がひしめいている。やつらの王もすぐに仲間入りするだろう。誓って、そうしてやるとも。王はボルティンにどのような酷い死を与えてやろうかと思いめぐらし、竜頭船がもっと速く進まないものかと焦れた。

しかしいまは何を思い煩うことがあろうか? もはや間違いはない。湧き上がる壮麗な楽の音のごとく、神の子らの雄叫びのごとく、蒼穹に向けた誇らかな印のごとく海よりそびえ立つあの山を見て、疑う者などあろうか。もう何日も前から、より神聖かつ神秘的な美しさに満ちた別世界に足を踏み入れたのだとわかっていた。この常世の大気に身を任せよう。そして堂々と落ち着いて、見苦しく取り乱すことなく憎むのだ。嵐の海はとうに過ぎた。憑かれたように荒れ狂う海面に竜頭船の巨大な翼を広げ、ひと筋の安全な道を求めて懸命に櫂を叩きつけることはもはやない。四方に盛り上がった真っ黒な大波に悪鬼の顔が現れて嘲笑や罵りを浴びせかけ、鉤爪の生えた萎びた手を伸ばして船を引き裂こうとすることもない。ここには静けさがあり、さざ波がたつたびに小さな鈴の音が鳴るばかりだ。大気を漂う花のように美しい精霊たちは、ふいに姿を顕しては、さざなみに合わせて歌いながら滑るように飛びまわるかと思うと、また姿を消す。なにもかもが夕暮れ時の翳りをおび、太陽の金と紫の光に染まっている。ここでは人はすでになかば神だ。永遠の命が慄きとともに五体を駆け抜け、この身をつくり変えた。いざ憂いなく神のごとく憎め。

船の九人の漕ぎ手さえも――ドルイドの魔法がかれら謎めいた物言わぬ異界の王らを呼び出し、つねの死者の渡し守の勤めを解いて、王をこの世の果ての彼方に送り届ける役目につけてから、すでに一年と一日をともにしているが、あたりの荘厳な雰囲気はかれらにさえ何がしかの変化をもたらしたかに見える。あいかわらず黙して王を目に留めるそぶりすらないが、表情の読み取れぬ瑠璃の瞳には、生き生きと血の通った輝きが点った。身体をかたちづくる昏い炎は、より温みのある色をおびた。頭のまわりでせわしなく明滅していた星は、いまはゆるやかに瞬いていた。なべてここ不死の国の領土にトルマスラニオン山のあるゆえに。トルマスラニオンの林檎の輝きと香気は、不思議の世界のすみずみまで沁みとおり、大気を震わせていた。この大気を呼吸する者は神のごとく息をし、揺るぎなき心は星々にもひとしかった。されば不安を捨て去り、憎むのであれば――

そもそも、なにを憎むことがあろう。あるいは憎しみの愉悦だけを取り、苦悩は去らせるがよい。まこと、すでに悩みは消え失せたではないか。いまや不確かなことはなにもなく、ありあまる力が手に入るのだから。むろん、我はゴンマーを倒すであろう。知識は力である。我、全知のレイナアクは全能の王となるであろう。世界が我がものとなれば、平和が訪れる。ゴンマーには厳しくあたらねばならぬ。ゴンマーには教訓が必要だ。しかし、その他のすべての民には慈悲深くあろう。ただゴンマーだけが世界の調和を乱す元凶なのだから。あるいは、ゴンマー王ボルティンこそがゴンマーの邪悪の源といってもよいかもしれぬ。ボルティンには罰を与えねばならぬ。死を、見せしめとなるような死を与え、野望を抱いて平和を破ろうとする輩を末代まで震えあがらせるのだ。

九人の王は長い櫂をあやつって船を進めた。さざなみの歌はますます優しく響き、宝石のようなきらめきもますます眩く目を奪った。船は入り江に滑りこみ、真珠のように柔らかく輝く砂浜が近づいてきた。栄光、誉れ、力、そして覇権がとこしえにタルガスのものとなるのだ――タルガス、他に抜きん出、天下に唯一、天下を治めるすべを知る民の。なんとレイナアクの魂の高揚したことか。行く手を竜がさえぎろうとも、あるいは咆哮する獅子、あるいは幽霊武者が束になってかかってこようとも、必ずや打ち破り、意気揚々と目指す樹のもとにたどりついてみせよう。抜き身の剣を手に船から飛び降りると、後も見ずに浅瀬を渡り、濡れた砂浜を過ぎ、乾いた砂地を踏み越え、崖の奥から続く小道をたどってトルマスラニオンを登り始めた。竜もいなければ獅子もおらず、幽霊武者に阻まれることもなかった。原初の世界の静寂の中、泡立つように咲き誇る薔薇の花の間を抜ける。麝香草の香る谷間を過ぎ、釣鐘草の咲く草叢を過ぎ、躑躅の丘、木蓮の丘、石楠花の丘を越える。そしてついに林檎の樹の立つ平地に至った。

太陽が低くかかっていた。空と海は神の夢の色彩を帯び、無音の音楽を奏でていた。あえかな魔法の輝きを背景に、樹の幹と枝と葉叢がくっきりと際立っていた。三つの熟した実が、あらかじめ教えられていたとおり枝から下がっており、大きさも輝きも沈みゆく太陽と見紛うほどだったが、ただ色合いはいっそう深い紅だった。なかば透きとおり芳香を放つ林檎は夕闇を圧していた。枝の一本、葉の一枚さえ、そよとも動かない。神の領域の静寂が世界を支配し、海が遠くでそっと口ずさんでいる歌が、心臓の鼓動よりもかすかに聴こえた。栄光、誉れ、力、覇権――ゴンマー王ボルティンよ、震えあがるがよい! つまさき立ち、星々のごとく無言の歓喜に逸りつつ樹に近寄ると、実を一つもいで口に入れた――

沈黙が音楽の奔流に変わり、王は宇宙のあらゆるからくりを歌として理解した。足下の大地も、樹も、きらめく大海も、太陽も、自らの存在も、いっさいが倍音と反響であり、永遠の脈動であり、究極にはひとつの旋律をなす無数の振動にほかならなかった。幾千幾万の星座が外へ外へと連なり、同時に内へ内へと続き、幾千幾万の声が重なる音楽は、おのおのの声がさらに幾千幾万の声からなるのだった。頭上に、周囲に、己の中に、見よ! つぎつぎに生まれるあまたの世界がある。現にあり、生まれつつあり、歌の音符のひとつひとつが消えるように衰えゆく。すべてが生の中に投げあげられ、頂点の一瞬、陶酔のきわみに静止する。あらゆる瞬間のうちに永遠が燃え、時のどの刹那をとっても全体を孕み充溢せざるはなかった。天の栄光は王のうちにあった。低くかかった太陽は、王の内部のどこか遠からぬところで美を惜しみなく放射していた。王は海であり山であった。樹の中の樹であり魔法の果実だった。林檎に蔵されていた知識が王の思考の水路の隅々にまで流れ込んだ。王は源よりあふれだす歌の流れであり、流れに浮かぶ泡が目に見える世界だった。流れの底流をなすのは、ありとあらゆる存在の意識だった。

王は船に戻ろうときびすを返した。

するとなにかが目に飛び込んできた。湾のただなかをこちらに近づいてくる。それは王自身の船、さもなければよく似た別の船だった。竜をかたどり、九人の異界の王が櫂をとっている。ただ、ついさきほどまで王自身がたたずんでいた場所にいるのは、そうあれは、あらゆる世界のあらゆる人間のうちほかに誰あろう、ゴンマー王ボルティンだった。

もはや間違いない。王はボルティンが陸に上がり、砂浜を越えて山を登り始めるのを見守った。王の魂はこみあげる喜びを歌った。なぜなら、いま夕闇の中、宵の星々の下を小道をたどってこちらに登ってくるのだ――もうひとりの自分が。あるいは宇宙の栄光の極み、あるいは無限の世界の美、あるいは天の頂に座す、頭上に星座を戴き星の炎を纏った神が。しかし同時に、もうひとりの自分は拒まれ、閉じ込められ、苦悩にまみれていた。栄光と美は忘却に曇らされ、毒矢に貫かれた神は、己の存在のもっとも低い次元で臭い煙を盛んにあげて燃えるちっぽけな炎に苦しめられ、我を忘れているのだった。半身の心に、愛と崇敬とともに、あふれんばかりの同情がわきおこった。

全知のレイナアクはボルティンの心の声をありのままに聞くことができるだけに、同情もひとしおだった。ボルティンの思考は不可解だったが、なにか恐ろしいほど馴染み深くもあった。(あやつめ……世界から平和を奪った……飽くことを知らぬ野望よ……おぞましい残酷な……余が父の玉座を継いでからというもの、五百万の戦士、ゴンマーの精鋭たちの命が奪われた。それもあの、いにしえの半ば神であった征服者を気取ろうという愚かしい欲望のために……だがむざむざと殺されたわけではない。そうとも、氷の冥府には……)

「哀れなる神の心よ」レイナアクは心のうちで嘆いた。「だが、彼が林檎を口にすればわかるだろう。そうすれば、あの有限の命の病は、あとかたもなく癒されるだろう」そのとき、レイナアクは忽然と悟った。有限の命とはかくのごときもの、なべて人間の心はすでに病んでいるか、さもなくば病に瀕しているのだと。そして彼自身も人の子であり、生身の体を負うているうえは、もしかくも大きな智慧と喜びを我がものにしていなかったなら、かの不幸、身を蝕む宿痾は彼をも苦しめただろう。ああ、世界中の人間をここ霊峰トルマスラニオンに連れきたりて、この樹の果実を分け与えることができたなら。しかしこの樹には、時の果てまでただ三つの実が生るだけなのだ。一つはすでに自らが口にした。もうひとつはゴンマー王ボルティン、かつては敵であり、これより後は永遠の友となるべき男のもの。ただひとつ残った林檎を持ち帰り、誰か一人を選んで食べさせ、智慧を与えたところでなんになろう。どうにかして世界を変えねばならぬ。そして我とボルティンは――。

「きさまか、タルガスの王よ」

「ああ兄弟、兄弟よ。来てくれてどれほど嬉しいことか。いざ我らで――」

「さよう、いざ」ボルティンは剣を抜いた。

「早く林檎を取って食べてくれ、兄弟。そうすれば――」

「剣を、剣を抜け。タルガスめ。早くしろ、さもなくば――」

「剣を? 抜けだと? なんのために」あらゆる知識を得た身にもかかわらず、そのようなことは思いつきもしなかった。おかしなことだと一瞬虚を衝かれ、思わずほほ笑んだ。「いや、ともかく林檎を食べてくれ、親愛なる兄弟よ。それから――」

「その無礼な兄弟呼ばわりは四度目だ。抜かぬのか?」

レイナアクはこれから起こるであろうことを知った。抜き差しならぬ局面に相対して、彼は短く笑い声をあげた。死ぬのもまた幸福だろうと思ったのだ。そして一度だけ涙を流した。彼が防ぎえなかった大きな悲しみのために。まだ猶予があるものなら、忌まわしい武器を抜いて打ち砕かんものと、剣の柄に手をかけた。しかしその隙は与えられなかった。ゴンマーは憎しみに猛り狂っていた。わずか一閃ですべては終わった。

ボルティンは死者のマントで刃を拭い、鞘におさめた。余を罠にかけるには遅すぎたようだな。もし余が樹に向かい、林檎に手を伸ばしていたなら、タルガスめの剣が余のわき腹に突き刺さり、いまわの際にやつの勝ち誇った笑いを聞かされていたに違いない。ボルティンはいたって無造作に樹に近づいた。いまさら林檎を口にしたところで、このうえ得るものはなにもない。すでに望みはかなった。旅の目的は果たされたのだ。ドルイドたちは正しかった。言われたとおりに国を後にし、いまや宿敵を斃したからには、あとは思いのままにタルガスを平らげるのみだ。とはいえ、聖なる教えは教えであり、それがこの山や樹や林檎について、あれこれ指図しているのだ。それにともかくも林檎は渇きをいやしてくれよう……。ボルティンは実を一つもいで歯を立てた――

歌と、喜びと、宇宙の大いなる栄光の中に、たった一つ瑕が、ひび割れが、不協和音があった。ただ一つ疼く傷があった。毒に侵されたただ一つの汚点から、苦痛が全体に拡がっていく。それは王自身と王の所業だった。おお、タルガス! 兄弟よ! 我が兄弟よ!


彼の誉れは世界中にとどろき、かつてのタルガスの民ですら彼を愛した。彼らはほめたたえて言う。王は素晴らしい方だ。我らが最後の王、憎しみに身を滅ぼした哀れなレイナアクなどよりずっと。人々は言う。世界帝国の開祖ボルティンより賢明な支配者はいない。また神かけて、あれほど慈悲深く公正で心の温かい方もいない。すると王をよく知る者は付け加えて言うのだ。あれほど悲しげなお方も、と。

訳注 1: Manifest Destiny (19 世紀半ばに初めて表明された、アメリカ合衆国は北米全体に拡張するべき天命を担っているという主張を表す言葉)

訳注 2: ラドヤード・キプリングの詩『白人の責務』(The White Man’s Burden) を示唆する。白人が世界を支配し文明化することを、被征服者の利益を図る賞賛すべき行為として正当化している。


“The Apples of Knowledge” from The Secret Mountain and Other Tales by Kenneth Morris, Faber & Gwyer, London 1926

翻訳: 館野 浩美

公開日: 2009-08-31


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