最高天の輝かしい貴公子たちは、天上の姫君のなかでもひときわ美しいレイディ・ダフォディルに求婚するため、ヌウィヴレ王の宮廷に日参した。駿馬を駆ってきたるは――十二宮の長たち、おのおの推したてた美麗な旗が炎のように銀河になびく。さらに来るは暁の騎士、黄金の甲冑に緋の外套を纏う。白昼の貴公子はまばゆい青玉に身を鎧い、槍旗は青く流星の尾を曳き、西天の魔術師〈黄昏〉は薄紅と薄青の炎の衣に包まれ、〈夜〉は神秘の領土に君臨する闇の皇帝。あまたのスルタンも来り、邪宗の王侯や貴人たちも来った。黄玉の柄の半月刀を佩くアルデバランは天空の全軍の大将、白いターバンに金剛石を飾るフォーマルハウト、アルフェラッツとアケルナル、アルゴルとアルゲニブとアルデラミン。続いて来るは空の偉大な詩人、すなわち永遠の美と若さを保つプレイアデスたち、従者を連れたヴェガ、ヴィンデミアトリクス、さらには宇宙の行軍を護衛するオリオンの勇敢な兄弟たち。そして来るはわれらが君マルタンダそのひと、炎の戦車に乗り、誇らかに歌い輝く。
 天上で知られるいかなる言葉も、レイディ・ダフォディルの優しさ、美しさを伝えるには足りない。プレイアデスたちも、おのが歌の才のかぎりを尽くしたところで、レイディ・ダフォディルの魅力の千分の一も表すことはできないとわきまえていた。ならば、どうして一介の地上の子に、彼女の頭をとりまく光輝、檸檬の色、サフランの色をした、暁の騎士の胸甲をしのぎ、アルデバランの黄金の冠さえしのぐ、優しい慈愛の黄色に輝く後光を言い表せよう。いかにして語ろう、姫の良き魔法の知識、太古の物質の転換と流転に関する造詣、地獄の反乱の日々にさえ星々の意気を保たせつづけた、消えることのない強靭な明るさを? 姫を柔弱な小娘と見誤ってはならないし、糸を紡いだり刺繍をしたり、ツィターやシターンを奏でるだけが取り柄だなどと思ってもならない。彼女もまたオリオンの彼方の山々に軍勢を率いたのであり、たとえ自ら剣を取り、あるいは車軸に鎌をとりつけた戦車に乗って敵に当たることはなかったにしても、山頂で彼女が唱える呪文こそが峠から地獄の軍勢を追い払ったのだと、そう言われている。姫の存在は悲しみを癒やし、邪悪を祓い退散させる光である。姫のまわりに息づく雰囲気は人を鼓舞し、霊的で繊細でもあるが非常に堅固でもあり、魂を目覚めさせる力を秘めている。父王の青玉の広間や回廊に、竜胆と飛燕草と勿忘草の咲く庭園に彼女が歩むとき、後先に喜びのさざめきが走り、梢に巣ごもる小さな星の群はいっせいに声を震わせて喜びを歌う。うるわし、美し、美し! 彼らは歌う。そして、喜び、喜び、喜び! と。
 おりしもイースター祭の日、ヌウィヴレ王が宴を催し、求婚者たちもそろって席に連なる運びとなった。このたび馬上槍試合か歌合戦で最高の栄誉を勝ち得た者は、褒美にレイディ・ダフォディルの手を与えられると見られていた。彼らはいとも壮麗な玉座に華麗に玉体を据えた。高く輝かしい位階に属さぬ者はひとりとしておらず、肉体として純粋な炎を纏わぬ者もいなかった。座には笑いと高い意気が満ち、たしかに競争心もあったが、なお温かな友情と同志愛にあふれていた。
 宴もたけなわのころ、広間に入ってきた者がおり、一同は頭をめぐらして彼を見た、そしていっせいに身震いし、トルコ石の塔のもとに一瞬の沈黙がおりた。闖入者は、たしかに若者と思われるがやつれ果て、美しかったであろう顔には悪徳が痕を残し、立派な体躯もすさんだ暮らしに損なわれていた。両の眼からは身内に巣喰う二頭の悪鬼が外を窺っていた――恐怖または戦慄、それに蛮勇という名の悪鬼が。不敬千万にも神々のあいだに席を要求するに及んでは、オリオンの射手たるリゲルとミンタカとアルニラムとベテルギウスが弓に手を伸ばし、われらが君マルタンダは炎の剣に手を掛け、アルデバランは半月刀を抜いて立ち上がった。かような無礼は、ほかならぬ黄色い髪の天の女王の御前においては、けっして許されるものではない。あとはただ姫からの承認の合図を待つばかりだった――
 しかし、父の隣の玉座を立った姫は、慈悲の光に輝きながら広間を進んで闖入者に向かい合った。彼は、あるいは心のなかで野卑な言葉を準備していたのかもしれないが、姫を目の当たりにすると口ごもり、深々と腰を折って姫の手をとると、天の高貴な騎士にふさわしい所作でうやうやしく口づけた。
「どうか、あなたのお名前と身分をお聞かせください」姫が訊ねた。
「おれは地球の霊だ」客人は答えた。
 天界の王侯たちは憐れみのまなざしで見やり、悲しげに頭を垂れた。なぜなら、この客人は追放者であり、除け者であり、天の裏切り者であったからだ。天の騎士たちのなかでただ彼ひとりはのりを破り、ただ彼ひとりは仲間たちが〈永遠の意志〉を果たすべく物質界の境の向こうへと追い返した無法者らと馴れ合って、彼らを匿ったのだ。
「地球の霊どののために席と王服を用意せよ」レイディ・ダフォディルが命じた。
 それきり一同は新たな客人のことは気にせぬよう努め、宴はなおも続いた。
 ある者はおのれの高貴な身分について語った。ある者は成し遂げたすばらしい冒険を、ある者はそれまでに行った征服を、ある者は弓の技量を、ある者は剣を振るっては大胆かつ切れ味鋭いことを語った。とはいえ、ただの自慢ではなく、思い上がりでもない。彼らの言葉は、彼らの行いと同様に、すべて奉納の儀式であり、〈孤独な知られざる者〉に対する礼拝である。最後にヌウィヴレ王が娘に言った。「そろそろ選択をせぬか?」
「まだです」姫は答えた。「まだお話も歌も披露なさっていない騎士様がひとりおいでです。地球の霊どの」そう言って、姫は見苦しいことこのうえない存在のほうを向いた。「あなたのお話をお聞かせください」
 ふたたび最高天の貴公子たちは頭を垂れ、恥と悲しみを聞かされるのだろうと考えていた。地球の霊は立ち上がって口を開いた。
「大口の騎士たちよ。おれはおまえたちのだれよりも優れている。おのれの意のままにふるまうのはおれだけだ。おのれを崇め、罪を犯し、あまたの楽しみをなす。おまえたちは――だれがおれに比べられるだろう? おまえたちは定められた道を従順にたどる、のりの奴隷だ。おれの法はおれの意志だ。おれは楽しみを自分で選ぶ。おれの領土には善と悪の知識の樹が植えられ、おれはその実を食べた、それゆえに賢い――おれは賢いのだ。
おまえたちのうち、だれがおれに肩を並べられるか? おまえはどうだ、マルタンダどの? おまえの輝きはよそで浪費されるばかり、おれは好きなだけおまえの光を浴び、おだやかなひとときを楽しみ、そうしたければいつでも背を向けることもできる――それにひきかえ、だれがおまえに奉仕する。いちどだって、おまえに贈り物をしたやつがいるか? それとも、おまえたちはどうだ、暁の騎士に白昼の騎士、それに黄昏の騎士よ。おまえたちの美はただおれのため、おれのためにある。おまえたちはどうだ、プレイアデスの歌びとらよ、歌うべしと定められた歌をうたうおまえたちは。まだ飽きもせずにうたっているのか? おまえたちの歌を楽しめるのはおれだけだ、おれは聴きたいときに聴き、気が向かなければ無視し、おれだけの楽しみに没頭すればいいのだから」
 ここで彼は哄笑し、その笑いに天は厭悪の情をもよおした。
「おまえたちは宇宙の戦いをたたかう、戦うべしと定められたとおりに。戦いにおいてものりに服従し、自らのものではない意志に従って行きつ戻りつする。おまえたちは光であり、闇を知らない。影のない単調な栄光に包まれて宿命へと進むが、そこに変化の見込みはない。おおマルタンダどの、おまえの増しもせず衰えもしないまばゆい光輝は、おまえにとっていったいなんだと言うのだ。おまえたちの歌はなんの意味がある、プレイアデスよ――おまえたちの歌には悲劇の荘厳さがない、悲しみの甘やかさも情欲の炎もない、歌に生命と力を与える憎しみも愛もない。おまえたちの栄光、おまえたちの音楽は、おまえたちにとっては退屈なばかり、そして退屈といえば、オリオンよ、おまえたちの不断の務めもそうだ。おまえたちは今あるがまま、永遠にそのままだ、罪の甘さを知らぬ者どもよ!
おまえたちのいくさの誉れなど、おれにはどうでもいい、おれは自分だけで戦をおこせるのだからな。おれの子供たちは何百万の軍勢をなしてぶつかりあい、火を放ち、奪い、殺戮する。おれの陸地は血に浸されて肥え、おれの海はふいに牙を剥いて殺戮を繰り広げ、おれの空には死が翔けりゆくのだ!
おまえたちの生ぬるい喜びがなんだ、おれがそんなものを羨むはずがあるか。おれは余人の知らぬ愛の遊戯を追い求め、余人の知らぬ罪にふけり、おれだけの密かな企みのめくるめく喜びをぞんぶんに味わう、そして――」
 そのとき彼の眼とレイディ・ダフォディルの眼が合った。彼は口ごもり、うつむき、顔を覆ってうめいた。
「天空の貴公子たちよ、助けてくれ!」彼は叫んだ。「おれが汚してしまった光をおれに与えてくれたおまえたち、その昔おれに炎と魂を授けてくれたおまえたち、堕ちることなく、悪霊にも悩まされぬ者たち、おれのように破滅せず、おれのように堕落しなかった者らよ! 疵も汚れも知らぬ魂を持つ者たちよ、おれに情けを! おれに救いを! おまえたちのうちの力ある戦士よ、わが棲みかに降りてきてくれ、おれが自分の過ちによって破滅させられないように。美しきプレイアデスよ、ひとりでよい、降りてきて、歌をうたっておれの哀れな子供たちを安らがせてくれ。あるいは貴殿ら、鋭い矢柄のミンタカにアルニラムよ。マルタンダどの、来てくれ、おれを苛み喰らい尽くそうとする無法者らを貴殿の輝きで追い払ってくれ。並びなきアルデバランよ、貴殿の半月刀のおそるべき刃で、忌まわしいわが罪の軍勢を切り伏せてくれ。
 なぜなら見よ、おれはおまえたちの同族で、そして堕ちたのだから。おれの魂は、かつては神々しく高潔だったが、いまはおれを捨て去り、忘却に消え入ろうとしている。罪と死と悲しみがおれの友だ。おれは地獄だ、おれは地獄だ!」
 彼は懇願に膝を屈し、頭を垂れて情けを乞い、すすり泣いた。
「兄弟よ、なにをしてやれよう」われらが君マルタンダが言った。「わたしはそなたに快い光線を送ってやったが、侮辱となって返ってきた。わたしの光は、そなたの戦で斃れた幾百万の屍から、そなたのうちに腐敗と疫病を醸す。わたしが近寄れば、そなたは滅びるだろう」
「悲しいかな、なにをしてやれよう、哀れなわれらが兄弟よ」プレイアデスは言った。「われらはそなたに歌いかけ、われらの歌よりそなたの詩人らは歌を学んだ。その聖なる知識をもって、彼らは戦の歌と欲望の歌、そして忌まわしい憎しみの歌をつくったのだ。そなたになにをしてやれよう」
「われらは深みより来るおそるべき侵略者たちに行進を乱されぬよう、見張りをつづけている」ミンタカとアルニラムが言った。「しかしそなた――そなたは悪鬼どもを引き入れはしなかったか、そしてわれらの見張りを虚しくしなかったか? なにもしてはやれない、なにかできることがあればよかったのだが」
「そなたにはなにもしてやれぬ」大公アルデバランが言った。「戦を統べる者、神々の軍勢の長たるわれは。そのかみ、光は闇に戦いを挑むべしと定められたのであり、われのこの天上の戦いこそ、約束された戦いだ。しかしそなたは、美しくあるべき争いの秘密をわれより盗み、卑しく、おぞましく、血なまぐさいものに変えた。そなたはわれに従って同胞たちとともに永遠の戦場をゆかず、神の機関をおのれの愉悦と破壊のために使った。それゆえ、もしわれが近づけば、そなたの戦はそなたを完膚なきまでに破壊するだろう。そなたの子らは狂乱に陥り、殺し合い、ついにはひとりも残らぬだろう」
 こうして貴公子らはつぎつぎと口を開いた。だれも地球の霊にはなにもしてやれなかった。彼は善悪の知識の木の実を食べた。彼の運命は彼自身の手のなかにあったが、選んで破滅を自らの運命としたのだ。
 最後に主人であるヌウィヴレ王が玉座より立ち上がり、審判を下した。「そなたはここにやってきて無礼な言葉を唇にのぼせた。天上において非道を自慢し、最高天の領域の美を汚した。去ね、そなたは自らの罪によって堕した。希望はない。天上にそなたとともに行こうとする者はおらず、たとえ行ったとて、そなたを救える者はおらぬ」
「いいえ、おります」レイディ・ダフォディルが声を上げた。姫が口を開くと、トルコ石の塔はたちまち、かつてだれも目にしたことのない光と魅惑に満たされた。「そう、おりますとも」姫は言った。「哀れな地球の霊よ、希望をお持ちなさい。わたくしがあなたとともに参りましょう」
 マルタンダの君は悲しみに輝きを翳らせた。プレイアデスは声もなく涙を流し、その後、七代にわたって彼らの歌には悲しみが混じった。「なりません!」スルタン・アルデバランは叫んだ。「御身はわれらが軍旗の上に輝き燃えたつべきお方。ダフォディルよ、御身のためなればこそ、われらは地獄の城壁を誇らかに越え、敵を一掃するのだ」
 地球の霊は頭を上げて姫を見、その眼に激しい希望が、ついで捨て鉢ではあるが気高くもある覚悟があらわれた。
「いいえ」彼は言った。「来てはいけません。おぞましい罪のあるところなど、御身のいるべき場所ではありません。御身はわが棲みかには生きられません。昼となく夜となくうろつく妬み深い〈死〉が、御身の美をわがものにせんと、たちまちまちのうちに御身めがけて矢を射るでしょう。おれには死に対抗する力はありません。かの者の矢から御身を護るすべがないのです。おお、天のあらゆる美よりなお美しい方よ、来てはいけません! おれ独りで地獄に堕ち、滅び去るほうがましです」
「父上」姫はごく穏やかに問うた。「わたくしは父上に真実を求めます。父上の口をとおして天啓をお聞きしたいのです。彼とともに行けば、わたくしは地球の霊を救えるでしょうか?」
 みなその場で立ち上がり、王の口をとおした天啓を待ちうけた。
「汝は彼を救えない」王は言った。「われら天の神のうちにも、彼を救える者はだれひとりおらぬ。かの樹の果実を口にした以上、彼自身のほかに彼を救える者はいない。とはいえ、汝が行くなら彼には希望があるだろう、そして希望を持つなら、彼はついには自らを救うことになるやもしれぬ。しかし、死の王国においては、汝もまた死ぬであろう」
「話してください」姫は言った。「その〈死ぬ〉というのは、どういうことですか」
「われらには、本当にはわからない」王は言った。「ただ推しはかるのみだ。おそらくは汝自身を、つまり汝としての存在を失うことであろう。非常に小さく無力なものになり、思考も知識もなく、予見も記憶も持たないといった」
「わたくしは地球の霊とともに参ります」姫は言った。
 翌朝ふたりはくつわを並べて出立し、道すがら姫は地球の霊に話しかけ、良き魔法の知識、強大な魔力を持つ言葉を語りつづけたので、地球の霊は若き日に抱いた望みのすべて、美しい青春の夢を思いだした。すばらしい勝利の幻が眼前にたちあらわれた。姫が傍にいて、その輝きで自分を鼓舞し、勇気づけてくれるなら、おのれの邪悪の巣を浄め、その後はアルデバランの旗の下に出陣し、宇宙の境において勇敢な行いをもって神を讃えよう。そして彼は自分を顧みぬほどに姫を愛した。それは男が女を愛するのではなく、詩人が夢や星を愛するのに似ていた。彼は永遠に姫を崇め、我が身を盾として死の矢から護ると自らに誓った。そうして、姫と共に蒼穹を行く彼は、ふたたび冒険に赴く天の騎士となり、自身が神のひとりであるのを感じた。
 黄昏の領域にさしかかり、下を眺めたレイディ・ダフォディルは、遙か足下に紫に霞む地球の山々と、入り日のもと金色と薔薇色に染まった湖と、安らかな静けさの憩うかのような谷間を見つめた。
「まあ、あなたの王国はとても美しいではありませんか」姫は言った。
「御身はまだ人間たちの暮らすところを御覧になっていない」地球の霊は返した。
 ふたりは駒を進めてさらに下り、夜の帝国の境を越えて降りていった。
「姫、どうなさいましたか」地球の霊が訊ね、身震いした。
「すこしめまいがしただけです」姫は答えた。「ここにだれか――」
「ほう、我が友、地球よ、こたびはまた、なんという愛の光を連れてきたのだ」
「退がれ、死め!」地球の霊は叫び、かなうものなら自らの胸で矢を受けようと飛び出した。しかし死は笑って矢を射ると、あざけりながら去っていった。
「よいのです、うちひしがれてはなりません」姫はささやいた。「わたくしをあなたのいちばん美しい谷間に埋めてください。ドルイドの石積みのある緑の塚を見つけて、その草の下にわたくしを葬ってください。あす、ある印をあらわしましょう、わたくしがつねにあなたと共におり、あなたにはつねに希望があるのだという証に。ですから、お別れは言いません……」
 地球の霊は姫のなきがらを抱えて彼のもっとも美しい谷間に降りてゆくと、塚の頂に穴を掘って姫を葬り、夜が明けるまで傍らで見守った。太陽が昇ったとき、彼は墓の上にひともとの花を、故郷の天上のあらゆる花々にもまさって美しい花を見いだした。身を屈め、黄色の喜びと栄光にかがやく花にうやうやしく口づける、すると不思議、花は言葉を得てささやいた――「わたくしが花咲くかぎり、あなたは滅びません。わたくしを見るとき、あなたにはまだ美と希望が残されていることを思いだして。わたくしはあなたが天の最高の騎士の一員である印であり証です」
 その朝、ドルイドたちは聖なる環のまわりに喇叭水仙ダフォディルが咲いているのを見つけた。「天が地獄に赫たる勝利を収めたものと見える」彼らは言った。



底本:The Secret Mountain and other tales Faber & Gwyer, London 1926
翻訳:館野浩美
2018年1月28日公開

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