影青書房 ケルト・ファンタジー関連翻訳

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ケルトの神話・伝説、幻想的な小説などを紹介するサイトです。

フィオナ・マクラウド Fiona Macleod (1855 - 1905)

スコットランドの作家。本名ウィリアム・シャープ (William Sharp)。詩、作家の伝記、小説など多くの作品を残した。1893 年よりフィオナ・マクラウド名義で作品を書き始める。フィオナ・マクラウド=ウィリアム・シャープであることは、生前はほとんど知られていなかった。マクラウド名義の作品は、ケルトの伝説や民話を題材にとり、神秘と悲哀に向かう傾向が強い。

昏い星の下に Under the Dark Star

スコットランドの西の島々を舞台に、暗い運命に憑かれた兄弟を描いた連作

選ばれし者
妖精族からの贈り物は祝福か呪いか
ダーン・ナン・ローン
「海豹の子孫」と呼ばれる一族の男と宿命の旋律「ダーン・ナン・ローン」
緑の枝
邪悪なグルームはついに血をわけた弟に魔の手をのばす
昏い星の子ら
反目する兄弟の束の間の再会
誇り高きアラスター
グルームが次なる標的に選んだのは兄と同じ名の誇り高き男
愚者
二人のアラスターの邂逅と癒しの奇跡

夢の領土 The Dominion of Dreams

短篇集。各話の関連はなし

黒い瞳のエーニャ
いにしえの〈琴弾き〉イー王と黒い瞳のエーニャの物語
風の嘆き
愛する女性を失い森へと消えた〈琴弾き〉イーは、《生》と《死》の二頭の狼を従えてふたたび姿を現した

ケネス・モリス Kenneth Morris (1879 - 1937)

ウェールズ生まれの作家、神智学者。名前のウェールズ語での表記は Cenydd Morus。一時期アメリカに渡り、神智学協会のために働く。著書にウェールズの伝説集マビノギオンの再話である The Fates of the Princes of Dyfed など。

秘密の山 The Secret Mountain and Other Tales

短篇集

紅桃花渓
偶然に桃源郷を訪れた漁夫の運命
ショーン・アプ・シェンキン
五月祭の前夜に魔法の音楽に誘われた農夫
薔薇と杯
窮地に立たされた王妃と「イランの薔薇のなかの薔薇」の魔法
聖者と森の神々
若い聖者は己の信ずる神のため、異教の神々を滅ぼそうと森の中の塔にやってきた
エヴァン・レイションの神曲
カーディフの路地裏から始まる魂の冒険
智慧の林檎
太古の超大国の王による、世界の支配権をもたらす智慧の林檎の探索

エラ・ヤング Ella Young (1867 - 1956)

アイルランド生まれの作家・詩人。アイルランド西部をたびたび訪れて民話を採集したほか、ダブリンでイェイツ、AEことジョージ・ラッセルら当代の文人と交流し、創作を志す。1920年代にアメリカに渡り、1930年代に米市民権を取得。カリフォルニア大学で7年間アイルランドの神話・伝説を講義した。主に子供向けにアイルランドの神話・伝説の再話を著したほか、詩集等を出版。著書に"Celtic Wondertales"(1910)、"The Wonder-Smith and His Son"(1927)、"The Tangle Coated Horse and Other Tales"(1929)、"The Unicorn with Silver Shoes"(1932)等

銀の蹄鉄のユニコーン The Unicorn with Silver Shoes より

バロールの息子と、プーカ、アンガスらアイルランドの民話や伝説でおなじみのメンバーが冒険を繰り広げる児童向けファンタジー

三つの金の林檎
銀の蹄鉄のユニコーン
麒麟、青と緑
まえがき

この本はまちがいなく子供向けですが、人は自分向けではないものを気に入るのが常ですから、あるいは大人の読者もいるかもしれません。

この本は、人喰い鬼と魔法使いと不思議な獣が大好きなふたりの子供に聞かせてあげたお話からできあがりました。わたしがバロールの息子を創りだしたのが運の尽きで、それ以来、彼をやっかい払いすることはできませんでした。彼は子供たちをたいそう楽しませたものですが、ひょっとするとそれは、彼が七つの大罪ならぬ大徳をもれなく備えた模範的な子供などではなかったからかもしれません。

プーカはアイルランドの民話のほか、アイルランドの湖や流れが渦を巻いている淵など、あちこちに潜んでいるいたずら好きな精で、水のように変幻自在、陽気な心の楽しい仲間ですが、おこりんぼうやけちんぼうにはよく悪さをしかけます。

アンガスはかつてヨーロッパの広い範囲に、彼に捧げられた神殿を持っていましたが、いまは、エロス神や輝かしいアポロ神や、重たい花輪を飾ったディオニュソス神が保ちつづけているような品位をもって、歌やお話のなかに現れます。

エラ・ヤング

ルーナサの祭りの日に
ハルシオン


Æ (1867 - 1935)

アイルランドの詩人・劇作家・評論家・画家。本名ジョージ・ウィリアム・ラッセル (George William Russell)。筆名の Æ (A と E の合字) は、高次の霊性の表出を意味する aeon の略。ウィリアム・バトラー・イェイツ (William Butler Yeats) とともにアイルランド文芸復興運動の中心的役割を担った。

リリスの洞窟
美しい魔女リリスは人の心の欲望を幻影に織り、魂を呪縛する
森の巫女
恐怖で人々を支配する巫女と、人間の命の輝きを歌う詩人

パトリック・ウェストン・ジョイス Patrick Weston Joyce (1827 - 1914)

アイルランドの歴史家・作家。

マールドゥーンの航海 The Voyage of Maildun

父の仇を求めて西の海をさまよう英雄マールドゥーンが訪れた奇想天外な島々。アイルランドの代表的な航海譚イムラウの一つ。

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